多汗症 知って得する汗腺の話
私達は日常生活の中で、運動をした後や気温が高い日などに汗をかきます。この汗は、体温を一定に保つために重要な役割を果たしています。体温が上昇すると、汗が皮膚から蒸発する際に周りの熱を奪うことで、体温を下げる働きがあります。汗を分泌する汗腺には、エクリン汗腺とアポクリン汗腺の二種類があります。エクリン汗腺は、全身のほぼ至る所に分布しており、体温調節のために汗を分泌します。エクリン汗腺から分泌される汗は、ほとんどが水分で無色透明であり、臭いはほとんどありません。一方、アポクリン汗腺は、脇の下や陰部など、毛穴が多い部分に分布しています。アポクリン汗腺から分泌される汗は、たんぱく質や脂質、アンモニアなどを含んでいるため、少し白濁しており、独特の臭いを発することがあります。この臭いは、汗に含まれる成分が皮膚の細菌によって分解されることで発生します。
